◆皇帝の見る夢◆(ルドルフ2世の驚異の部屋的コレクションがインスピレーション・・・ということなので、ウィーン美術史美術館で撮ってきたルドルフ2世の胸像を。Vienna, Austria LeicaQ )
シュヴァンクマイエル監督が2022年に新作を発表されていたことを今日、欧州の映画情報サイトで初めて知りました。しまった、出遅れた・・・・III。
タイトルは“Kunstkamera”(クンストカメラ)。どうやらセリフなしのドキュメンタリー映画みたい。
てっきり「蟲」がラストだと思っていたのですが。これはフィクション長編映画のラスト・・・だそうです。それにしても監督、まだまだお元気のようで安心しました。
・・・・って?!御年88ー?! もうそんなお年に・・・💧
◇陛下、別アングルで。 LeicaQ◇
ところでこの「Kunstkamera」ですが、ドイツでプレミア上映された時の紹介記事やその他監督のインタビューなどを見つけたので・・・・コピーライトに触れない程度に、ざっくり簡単にまとめてみました(また情報入り次第、今後も更新する予定)。
●シュヴァンクマイエル監督のホルニー・スタニコフ(Horní Staňkov)にある別荘(コレクション用別宅?)にコレクションしているアートに焦点を当ててるらしい。
●「監督のコレクションを見てみたい!」というファンの要求にも応えらるもの・・・だそう。
(✳︎ そういえば、前作のクラファン特典として、監督のコレクションを監督自ら案内して見せてくれる権利・・・・というのもありましたよね? )
●ルドルフ2世へのオマージュらしい。「ルドルフ2世のクンストカメラ」というアイデアが元になってるらしい。
(✳︎ ルドルフ2世の熱烈なファンである私としては、これはかなり嬉しい。)
●これらコレクションは、必ずしもハイエンドなアートではなく、自然科学、アフリカの芸術、アール・ブリュット、錬金術、シュールレアリズム・・・などをテーマにしたものも含んでるらしい。
●YouTubeでは予告編が公開されています。
(✳︎ Švankmajer+Kunstkameraで検索してみてください。 )
※ちなみに、ロシアのピヨートル大帝の博物館「クンストカメラ」とは直接的には関係ないと思います。(「驚異の部屋」という括りでは関係あるかもしれませんが)。
◇ルドルフ2世像、写真撮ってる人は私以外ほとんどいませんでした。陛下、最近は人気ないのかしらー(泣)? LeicaQ◇
前作の「蟲(原作:虫の生活)」の映画化では、カレル・チャペック&シュヴァンクマイエル・・・という私の大好きなお二人のコンビネーションでかなり盛り上がっていたのですが。今度もまたルドルフ2世&シュヴァンクマイエル・・・という、これ以上ないくらいの私好みな組み合わせ。
この映画、かなり気になっています。映画館での上映は無理そうだけど・・・・せめてDVD出してくれないかなあ。どうか、日本でも公開されますように・・・。
追記:そういや。2018年に東京で「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世驚異の世界展」がありましたよね。私も大喜びで上京し、見学に行ってきたのですが・・・。サーフェリーの作品以外、かなりガッカリしてしまいました。
あれは「ひょっとしたら・・・・ルドルフ2世かも?展」・・・とタイトル変えた方が良かったんじゃない?IIIIII💦
ウィーンの”ルドルフ2世のコレクション目録”的なものを期待してたのですが・・・・(泣)。