◆ひきしお◆(等伯といえば松林・・・ということで、宮島の松林写真を探してみたのですが見つからなかったので・・・引き潮時の宮島写真を。 Hiroshima, Japan LeicaM9)
「等伯」(安倍龍太郎)、読了。
好きな古典的水墨画家は?と聞かれると、真っ先に挙げるのが長谷川等伯。以前から「いつか読まねば。 読まねばあ~・・・。」と思いながら、自分のイメージが上書きされることが怖くてなかなか手を出せなかった「等伯」、やっと読了です。
絵師の人生というより、武士の人生・・・・のようでした。
そして、狩野永徳との対立は「え・・・そこまで?! 大丈夫??!!」と心配しながら読んでいました(笑)。
絵師として、アーティストとして「絵」そのものに対峙して苦悩する姿ではなく、混乱の歴史の中で政治的駆け引きに巻き込まれたり、士族としての誇りに苦悩する・・・という等伯像でした。想像していたのとはちょっと違っていましたが。
◇もっと松林写真を撮っていたと思ってたのですが・・・こんなのしか撮ってませんでした。LeicaM9◇
あと。利休さんも登場しますが・・・・さらりと描かれてるだけなので、ちょっとがっかりしてしまうかも。これについては、もう少し深いつながり的なものを読んでみたかったです。
追記:そういえば、大徳寺へ里帰り中の永徳&松栄親子障壁画、もうご覧になりましたか?
私はこれから予約します。