◆白と黒の庭◆
(水墨画の写真はないので・・・京都は建仁寺の枯山水写真を。Kyoto, Japan LeicaM9)
「線は、僕を描く」(砥上裕将)、読了。
元々絵を描く習慣のないヒトが、いきなり大御所から才能を認められ水墨画を描いてしまう・・・という、よくあるティーン向けのスポーツ漫画あるある・・・っぽい設定なのですが。
時々主人公たちの会話の中に現れる禅問答(・・・的な表現)が、「ああ、この方はやっぱり水墨画をちゃんとやってる方なのだなあ。」と感じることができました。
ところで。水墨画は趣味の世界・・・という表現があったのですが、これはいわゆる文人画と同じだと思うのです。それは中世の時代からも変わらないのじゃないかな。描くヒトの精神世界を自ら表現すること・・・・そこが重要視されてきた、と。
漫画版は読んでいませんが、映画版は運筆なども観てみたいので観に行くかも。ちなみに・・・・映画版では、絵の指導は「ぷち水墨」の小林先生だそうです。
11月追記:ここしばらく忙しくて映画のことはすっかり忘却してしまってたのですが。 映画をご覧になったT先生からかなり好意的な評価をお聞きしました。DVD出たら買おうかな。観に行ったらよかったなー。