ウッツ男爵のアパートメントに思いを馳せながら◆(「ウッツ男爵が住んでたマンションはきっとこんな所だったはず!」と、大盛り上がりしながら撮影したプラハのマンション群。 LeicaM9 )

いつも楽しみにしている阪神の古書市、今日は迷いに迷って、3冊だけゲット。ルドルフ2世関連の本が手に入って、ちょっと浮かれています。

今回ちょっと驚いたのが、参加されていた書店3店で「ウッツ男爵」(B.チャトウィン著)を発見したこと。同じ古書市でウッツ男爵が3冊も!   嬉しいなあ。誰か買ってくれたかなー?
男爵の生き方はかなり極端だけど、同じコレクターとして相通じるものを感じています。同じ匂いがする(笑)。

マイセンのコレクションに人生を捧げたウッツ男爵が、愛も自由も全て捨ててプラハで守り続けたマイセン・コレクション。しかし男爵の死後、そのコレクションは忽然と消えてしまって・・・・・   消えたコレクションの謎については・・まあ読んでみてください。

ちなみに。この「ウッツ男爵」ですが、「マイセン幻影」というタイトルで映画化もされています。貴重なマイセン・コレクションが見てみたくて数年前、映画ソフトを入手して鑑賞してみたのですが・・・・うーん、小説だけでいいかなー💧

ところで。少し前にこのチャトウィンをテーマにした映画「歩いて見た世界――ブルース・チャトウィンの足跡」(ヘルツォーク監督)が公開されていました。
この映画の情報を最初にお聞きした時、「あれ?チャトウィンって誰だっけ?」・・・と一瞬考えてしまったのですが・・・・「あ~~~!ウッツ男爵書いた人か!」とすぐに思い出しました。

チャトウインの作品は「ウッツ男爵」しか読んでないので、作者名が忘却の彼方に・・IIII。